芝桜がとても美しい墓所のリフォームを頼まれました。
デザインは任せるのでセンスの良いデザインにしてほしいとご依頼を頂きました。
また、お孫さんから、「うちのお墓小さいね」と言われたこともきっかけなったようです。
お墓は既存のお墓を利用できるなら利用してほしいとの条件でした。
竿石(〇〇家之墓)とその下の台を磨き直して使用し、その下台は組合せだったので、
竿石と同様の石材に新規で一つの石の部材で製作し、地震対策の設計としました。(ポルトガル小目)
下台は、稲田大目(茨城産)の小叩き仕上げだったので、その風合いを生かし、ブラシ磨きをかけて仕上げました。
これまでのお墓の歴史や風合いは継承し、外柵は墓所が春には美しい芝桜に囲まれることから、
あえて、柵を設けずにフラットにしました。
ただ、和型墓石が引き立つように台を六角形の台座とし、黒系の石材を
使用しました。
春には芝桜がリフォームされたお墓を演出してくれることになればと思います。
しい芝桜を咲かせるための世代間のコミュニケーションが
ご先祖様の墓前でつながるデザインとなれば良いなと思っております。