お盆は先祖供養をしよう!やってはいけないこと6選【やるべきことも紹介】

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お盆にしてはいけない行動って何かあるのかしら?水辺に行ってはいけないなどは聞いた気がするけど…

お盆期間中は、避けるべきいくつかの行動が存在します。

知らずにやってしまうと、先祖供養に不適切な行動をとってしまう可能性があるため注意が必要です。

そこで今回は、お盆にしてはいけない行動と、やるべき供養について解説していきます。

この記事でわかること
  • お盆とは何をする期間なのか
  • お盆にしてはいけないこと6選
  • お盆にやるべき3つの供養

本記事をご一読いただければ、お盆期間中のNG行動が理解でき、気持ちよく先祖供養ができるでしょう。

山崎

知らないと、ついやってしまいそうな行動も含んでいますので、ぜひチェックしてみてください。

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目次

お盆は先祖供養をするための大切な期間

お盆は先祖供養をするための大切な期間

お盆とは、ご先祖様を自宅に迎え入れ、供養する期間を指します。

お盆の期間は旧暦と新暦で異なり、以下のとおりです。

  • 新盆:7月13日~16日
  • 旧盆:8月13日~16日

東京をはじめ、一部の地域では新盆が採用されていますが、全国的には旧盆の方が多いです。

ただどちらもお盆の流れは同じで、お盆初日が迎え盆、お盆最終日が送り盆となっています。

迎え盆は、家族でお墓参りに行き、夕方頃に自宅かお墓で迎え火を焚いて、ご先祖様をお迎えします。

送り盆では、家族でお墓参りに行き、夕方から夜にかけて自宅かお墓で火を焚き、ご先祖様をお見送りするのです。

お盆の期間中は、故人を偲んで親族や親しい方と会食したり、読経やお盆法要を行います。

お盆にしてはいけないこと6選

お盆にしてはいけないこと

お盆にしてはいけないこと6選は以下のとおりです。

  1. 海や川などの水辺に行く
  2. 生き物の命を奪う(釣り)
  3. トゲや毒のある花を飾る
  4. 針仕事など怪我の恐れがある作業
  5. 引越す
  6. 結婚式を挙げる(入籍する)

順番に解説していきます。

1.海や川などの水辺に行く

こちらは、言い伝えの部分と現実的な側面の2点から、してはいけない行為と言われています。

地域によりますが、ご先祖様の魂は海や川に戻るという言い伝えが存在します。

水辺はあの世とこの世の通り道で、霊魂がこの世に戻るお盆期間中は、霊に足を引っぱられるという迷信があるのです。

現実的な側面としては、気候の影響を受けて高波や台風、大雨などが発生し、水辺が危険になるという点があります。

お盆は、親戚や親しい人を訪ねたり、招いたりと、基本的に大人は屋内にいるケースが多いです。

その間、子供が勝手に水辺に遊びに行ってしまい、何かあっても助けられないという懸念から、水辺に近づくのはよくないとされています。

2.生き物の命を奪う(釣り)

お盆は、「地獄の門」が開く期間と言われており、それゆえ、ご先祖様もこの世に帰ると言われています。

大切なご先祖様の魂に触れる期間のため、無益に命を奪う行為は避けるべきとされているのです。

生き物の命を粗末にしないというのは、仏教の基本となる教えです。

釣りや虫捕りなどを、お盆期間中に行うのはやめましょう。

ちなみに、お盆期間中に肉や魚を食べる行為は問題ありません。

ただし、食事を残したり、必要以上に食べるというのは避けてください。

お盆期間中は、命の尊さや大切さに触れるという意識を持つのが大切です。

3.トゲや毒のある花を飾る

マナー的に、トゲや毒のある花を飾るのは避けるのが無難です。 

また、黒い花や香りの強い花、花が頭から落ちてしまう花も控えましょう。

一例をあげると下記の通りです。

花の種類花の名前避けるべき理由
トゲのある花バラ、ブーゲンビリア、アザミ殺生や怪我を連想させる
毒のある花スズラン、彼岸花、アサガオご先祖様に毒を捧げてしまう
黒い花黒百合、チョコレートコスモス、カラー縁起が悪いとする地域もある
香りの強い花クチナシ、ラベンダー線香の香りと混ざってしまう
花が頭から落ちてしまう花椿、牡丹首が落ちるようで死を連想させる

逆におすすめの花としては、菊やリンドウなどが挙げられます。

菊は古来から悪い気を取り払うと言われている花です。

また、リンドウには「誠実」や「悲しみに寄り添う」という花言葉があり、お供えの花として適しています。

4.針仕事など怪我の恐れがある作業

針仕事などをすると、誤って指を刺してしまい、出血してしまう可能性があります。

仏教では血を「けがれ」ととらえているため、出血の可能性のある針仕事などは避けるべきとされているのです。

トゲのある花を飾ってはいけないと既に説明しましたが、そこには出血しないようにという意味合いも含まれています。

お盆期間中は、トゲのあるものを身の回りに置かないと決めておくといいでしょう。

5.引越す

地域にもよりますが、お盆は「夏土用」の時期と重なっており、場所の移動は避けるべきとされています。

土用とは、土旺用事(どおうようじ)の略です。

「土が旺(さかん)になり用事(働き)をする」という意味で、土が最も働き、神様が土から出てくると言われています。

このタイミングで「土を動かす」、すなわち「引っ越す」のは避けるべきとされているのです。

なお、土用の期間中はどの方角への移動もよくないとされているため、旅行や知らない場所への移動も控えるべきでしょう。

6.結婚式を挙げる(入籍する)

結婚式などのお祝いごとは、お盆の期間中は避けましょう。

お盆は、ご先祖様の供養をする期間のため、お祝いごとをすると災いに転じるのではないかと言われています。

お盆の期間のイメージは喪中に近いため、慎み深く過ごしましょう。

また、単純に、お盆の法要やお墓参り、帰省などと重なると大変なため、できれば時期をずらしてほしいと考える方もいるのではないでしょうか。

特別な事情がないのであれば、お盆期間中にお祝いごとの予定を入れるのは控えましょう。

お盆にやるべき3つの供養

お盆にやるべき供養

お盆にやるべき3つの供養は以下のとおりです。

  • お墓やお仏壇の掃除
  • 家族や親戚と集まって食事
  • お経を読む(写経する)

順番に説明していきます。

お墓やお仏壇の掃除

既に説明したとおり、お盆はご先祖様の魂を迎え、供養を行う期間です。

ご先祖様に気持ちよく過ごしてもらうよう、お墓やお仏壇を掃除してきれいにしましょう。

精霊棚を飾るご家庭は、飾るお部屋もきれいに掃除できているとベストです。

「お盆はご先祖様を自宅に迎え入れるのだから、お墓をきれいしても意味がないのでは?」と考える方もいるかもしれません。

しかし、お墓にはご先祖様の魂が宿ると言われています。

それに、ご先祖様の立場で考えると、自身の遺骨が安置されているお墓もきれいにしてほしいと考えるのではないでしょうか。

お墓やお仏壇をきれいにして、ご先祖様もご自身も気持ちよくお盆を過ごせるようにしましょう。

家族や親戚と集まって食事

お盆期間中に家族や親族と集まって食事をとるのは、ご先祖様の供養につながると言われています。

みんなで集まって食事をしている姿を見て、ご先祖様も幸せな気持ちになるという考え方です。

また、親戚が一堂に会して食事をとるという行為は、家族の強いつながりを感じられるため、私たち自身も幸福でしょう。

ご先祖様のため、そして私たち自身のためにも、お盆にはぜひ親戚で集まって食事をとるようにしてみてください。

お経を読む(写経する)

ご先祖様には戒名や法名、法号があり、それらはみなお釈迦様のお弟子という考えが仏教にはあります。

そのため、お釈迦様が残した言葉であるお経を読んだり写したりするのは、いい行いとされているのです。

なお、読経には、私たちが後悔のない人生を歩めるように、お釈迦様のご説法をお聞きするという意味合いも含まれています。

ご先祖様の供養はもちろん、ご自身の人生を見つめ直すという意味でも、お盆期間中はぜひ読経や写経を行ってみてください。

お盆にしてはいけないことに関するよくある質問

お盆にしてはいけないことに関するよくある質問

こちらでは、お盆にしてはいけないことに関するよくある質問をとりあげました。

「いざ聞かれるとよくわからない…」という内容もあると思いますので、ぜひチェックしてみてください。

お盆に食べてはいけないものはありますか

結論からいうと、お盆に食べてはいけないものはありません。

仏教には、生き物を殺さない「不殺生」という教えがあり、一昔前まではお盆に食べてはいけないものがありました。

肉や魚、卵は口にしてはいけなかったのです。

また、上記に加え、五辛(ごしん)という辛味と臭みがある野菜も避けられていました。

しかし、現在ではその慣習も薄れてきており、よほど伝統を重んじる地域でない限りは、厳格に食事制限をする必要はないでしょう。

山崎

既に説明したとおり、命を奪う行為につながる釣りなどは、お盆期間中は控えましょう。

お盆に納車してはいけないのですか

お盆の納車は、可能な限り避けましょう。

既に説明した、お祝いごとを避ける理由と似ていますが、お盆には大きな買い物も控えた方がいいとされています。

お盆期間中はご先祖様の供養に専念するべきという考え方です。

絶対にNGというわけではありませんが、特別な理由がない限り、縁起を担ぐ意味も込めてお盆の納車は控えましょう。

お墓参りでお供えしてはいけないものはありますか

肉や魚などの、生物をお供えしてはいけません。

理由は以下の2点です。

  • 殺生をイメージさせる
  • 日持ちしない

お供物には守るべきマナーがあります。

知らずにやってしまわないよう、事前にチェックしておきましょう。

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まとめ

まとめ

今回は、お盆にしてはいけない行動と、やるべき供養について説明しました。

お盆にしてはいけない行動6選は以下のとおりです。

  1. 海や川などの水辺に行く
  2. 生き物の命を奪う(釣り)
  3. トゲや毒のある花を飾る
  4. 針仕事など怪我の恐れがある作業
  5. 引越す
  6. 結婚式を挙げる(入籍する)

また、やるべき供養は3つあり、以下のとおりでした。

  • お墓やお仏壇の掃除
  • 家族や親戚と集まって食事
  • お経を読む(写経する)

お盆はご先祖様の魂をお迎えして、供養を行う大切な期間です。

お盆期間中の過ごし方を正しく理解して、ご先祖様に喜んでもらえる供養を心がけましょう。

山崎石材工業では、無料にてお墓のことをご相談いただけます。もしお盆期間中の過ごし方で不明な点があれば、お気軽にご相談ください。

些細なことでもお気軽にお問い合わせくださいませ。

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この記事を書いた人

監修:山崎 修(やまざき おさむ)のアバター 監修:山崎 修(やまざき おさむ) 墓石デザインプロデューサー

石一筋135年の石材店が次世代に思いを継ぐ墓づくりを提案
創業135年(2023年現在)、北海道を代表する石材店として滝川市で歴史を刻み「お墓は人生の物語」をテーマに墓石デザインプロデューサーとして、大切な人の想いを未来の家族に届けるお墓づくりを目指します。

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