お嫁にいったら実家のお墓には入れないの?実家のお墓に入る方法は?
夫婦が同じお墓に入らなければならない法律はありません。
そのため、法律上は問題なく実家のお墓に入れます。
2016年に行われた保険クリニックの調査によると、夫や嫁ぎ先のお墓に入りたくないと考えている妻の割合は、3人に1人でした。
ただし、法律上は問題がなくても、日本の古くからの風習として、嫁ぎ先のお墓に入るのは暗黙のルールといえるでしょう。
そこで本記事では、実家のお墓に入るための準備や実際の方法などを解説していきます。
- お嫁にいっても実家のお墓に入るのは違法ではない
- 実家のお墓に入るための準備3つ
- 実家のお墓に入る3つの方法
この記事を読んでいただければ、できるだけトラブルを避けて実家のお墓に入る方法がわかるでしょう。
実家のお墓に入る方法がわかりやすく解説されていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
石一筋135年の石材店が次世代に思いを継ぐ墓づくりを提案
創業135年(2023年現在)、北海道を代表する石材店として滝川市で歴史を刻み「お墓は人生の物語」をテーマに墓石デザインプロデューサーとして、大切な人の想いを未来の家族に届けるお墓づくりを目指します。
お嫁にいっても実家のお墓に入るのは違法ではない
法律上、名字が違う人が同じお墓に入っても違法ではありません。
そのため、ご自身の姓が変わっていたとしても、実家のお墓に入れます。
ただし、法的には問題が無くても、霊園やお寺など墓地の管理者から納骨を断られる可能性があります。
納骨を断られる主な理由は以下の2つ。
- 施設またはご本人の宗教的な影響がある
- 納骨のスペースが無い
実家のお墓に入りたいと考えている方は、まずは実際のお墓の管理者に納骨が可能か、確認するのがおすすめです。
ネット墓という新しいお墓も視野に入れよう
たとえば、ご両親と同じお墓に入りたくても費用などの理由で、入れないかもしれません。
ネット墓なら、ネット上でご両親と一緒に供養ができます。
また、お墓にQRコードを彫れるため、家族や親戚がお墓参りをする際に、QRコードを通じて思い出の写真を振り返ってもらえるでしょう。
もしも、ご両親と同じお墓への納骨が難しくても、代わりにネット上でつながる選択肢もあります。
ネット墓に関する疑問は、お墓のプロの山崎石材工業に質問するのがおすすめです。
実家のお墓に入るための準備3つ
あなたは、実家のお墓に入るための準備が何か知りたいと、考えているかもしれません。
実家のお墓に入るための準備は以下の3つです。
- 納骨できるか事前に確認する
- 跡継ぎ(子ども)に意思を伝えて理解してもらう
- 親戚に説明しておく
順番に解説していきます。
納骨できるか事前に確認する
宗派の問題、納骨の人数の問題で入れない可能性があります。
また、霊園やお寺の方針によっても嫁いだ方は、入れないケースがあります。
ご両親が眠っているお墓の管理者に、ご自身の納骨ができるか電話などで確認しておきましょう。
既存のお墓に入れる場合は、そのまま納骨してもらいましょう。
一方で、何らかの理由で納骨が難しいときは、お墓の建て替えによって同じお墓に入れるかもしれません。
納骨ができないケースと解決策は以下のとおり。
納骨できないケース | 解決策 |
---|---|
お寺の宗派の問題で入れない | 宗派の関係がない霊園に建て替える |
骨壺を置くスペースが足りない | 納骨スペースが広いお墓にする |
少しでも疑問がある方は、お墓に詳しい山崎石材工業に相談しましょう。
跡継ぎ(子ども)に意思を伝えて理解してもらう
最終的にどこのお墓に入るかは跡継ぎ(子ども)が決めるのが一般的です。
ご自身の入りたいお墓を、跡継ぎに説明しておきましょう。
また、跡継ぎはへの説明は口頭のほかに、文章でも残しておくのがおすすめです。文章で残しておくと、あとから確認ができます。
できるだけ跡継ぎに負担をかけないように、霊園やお寺には事前に手続きを済ませておくと、スムーズに納骨してもらえるでしょう。
ご自身で納骨までの手配や確認が難しい方は、できるだけ早めに後継ぎに相談しましょう。
お墓が遠方だったり、どこに納骨されているかわからなかったりすると、ご自身の納骨の準備に時間がかかります。
できるだけ余裕を持って話を進めましょう。
親戚に説明しておく
跡継ぎが理解してくれたとしても、実際に納骨する際に、親戚からクレームをいわれるケースがあります。
ご子息が親戚から説得されて、実家のお墓に納骨しない可能性があるため、親戚含めて実家のお墓に入る旨を説明しておきましょう。
その際に、親戚への伝え方としては「実家のお墓に入りたい理由と、跡継ぎと一緒に手続きを進めている」といった内容がおすすめです。
くれぐれも、実家のお墓に入りたい理由として、夫や嫁ぎ先の文句などネガティブな理由を口にするのはやめておきましょう。
また、トラブルを起こさないためにも、実家のお墓に入りたい理由はじっくり時間をかけて整理しましょう。
実家のお墓に入る3つの方法
あなたは実家のお墓に入るための方法が、知りたいと考えているかもしれません。
実家のお墓に入る方法は以下の3つです。
- 両家のお墓を1つにまとめる
- 両親と新しくお墓を建てる
- 一緒のお墓に入りたいといわれたら分骨する
順番に解説していきます。
両親と新しくお墓を建てる
先祖代々のお墓がなかったり、納骨のスペースが足りなかったりする場合は、両親と新しくお墓を建てるのがおすすめです。
ただし、一般的な日本のお墓を建てるには、約150万円ほどの費用がかかります。さらに墓所や管理費が別途、必要です。
費用を抑えるなら樹木葬などの方法もあります。
お墓を新しく建てる場合は、後継ぎも気になるでしょう。永代供養や合祀墓など、お墓はご自身だけで決めるのは大変です。
お墓に詳しい専門家と相談しながら、決めるのがおすすめです。
嫁ぎ先の伴侶の家と一緒に両家墓にする改葬は、昭和初期から一般的に行われています。
そのため、親族の方から受け入れてもらえる可能性は高いでしょう。
一緒のお墓に入りたいといわれたら分骨する
分骨は、ご遺骨を複数ヶ所に分けて埋葬する、供養の方法です。
分骨をすれば、嫁ぎ先のお墓にも入りつつ、実家のお墓にも入れます。
分骨する際は、手続きが必要なため、実際に納骨する跡継ぎの方に手順などを理解してもらう必要があります。
分骨の手続きには分骨証明書が必要です。分骨証明書は以下の2箇所で発行ができます。
- 火葬場(納骨前)
- 霊園やお寺(納骨後)
実際に分骨する際に、トラブルが起きないように手続きや実際の流れは後継ぎの方と、十分に話し合うようにしましょう。
両家のお墓を1つにまとめる(両家墓)
両家のお墓を1ヶ所にまとめると、結果的に実家と同じお墓に入れます。
両家のお墓を1つにまとめるメリットは以下のとおり。
- 両家を尊重できる
- お墓参りが1箇所で済む
- お墓を建てる費用が減らせる
両家墓を建てる際の注意点は以下のとおり。
- 霊園やお寺から許可されない可能性がある
- 両家の宗派が違うと建てられない
- 両家の跡継ぎの了承が必要
- 両家の親族から反対される可能性がある
選択肢のひとつとして、両家墓も検討してみましょう。
また、終活の情報収集については、「終活に役立つ情報満載|みんなが選んだ終活」もご参考になさってみてください。
まとめ
今回は、実家のお墓に入るための準備や実際の方法についてお伝えしました。
実家のお墓に入るための準備は以下の3つです。
- 跡継ぎ(子ども)に意思を伝えて理解してもらう
- 親戚に説明しておく
- 納骨できるか事前に確認する
それぞれ内容が異なりますので、実家のお墓に入りたい方は確認しておきましょう。
また、実家のお墓に入る3つの方法は以下のとおりです。
- 両家のお墓を1つにまとめる
- 両親と新しくお墓を建てる
- 一緒のお墓に入りたいといわれたら分骨する
生前に準備を進める必要があるため、家族と話し合って協力してもらいながら準備を進めましょう。
まずは、専門家に相談をして、どのような方法がふさわしいのかを決めることから始めてみてください。
山崎石材工業では、無料にてお墓のことをご相談いただけます。もし、お墓の建て替えでお悩みであればお気軽にご相談ください。