お墓選びの失敗談3選!お墓を建てる際の注意点をプロが徹底解説

女性

お墓を選ぶとき何に注意すればいいのかしら?失敗はしたくないな…

お墓選びのポイントをしっかりとおさえれば、お墓を建てる際の失敗のリスクを減らせます。

ほとんどの方が、お墓選びをするのは人生で1度きりでしょう。

そのため、お墓選びで失敗してしまう方も一定数いるのです。

そこで今回は、お墓選びの失敗談と、失敗しないお墓選びのポイントについて解説していきます。

この記事でわかること
  • お墓選びの失敗談3選
  • 失敗しないお墓選びにおける3つのポイント
  • お墓選びに関するよくある質問

本記事を一読いただければ、お墓選びで失敗する可能性をグッと減らせるでしょう。

山崎

お墓選びで後悔したくない方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

お墓・供養のことなら「山崎石材」に何でもご相談ください。

お墓・供養のことなら「山崎石材」へ
何でもご相談ください。

目次

お墓選びの失敗談3選

お墓選びの失敗談

こちらではお墓の失敗談3選についてとりあげます。

内容は以下のとおりです。

  • お墓の据付が悪く購入後すぐにお墓がずれた
  • 床石が薄く割れてしまった
  • 基礎工事が不十分でお墓が倒れてしまった

ひとつずつ説明していきます。

お墓の据付が悪く購入後すぐにお墓がずれた

お墓は通常、耐震ボンドというもので接着しています。

しかし、耐震ボンドで施工をせず、コーキング材のみで仕上げる業者も存在します。

コーキング材のみの場合、地震などの災害が発生するとお墓がすぐにずれてしまうのです。

耐震ボンドとコーキング材のどちらが使用されているかは、見た目にはわかりません。

地震などがおきてからでないと、施工の甘さには気づけないのです。

そのため、石材店を選ぶ際は、信頼できる業者かどうかを念入りにチェックしてください。

金額の安さのみに注目して、石材店を選ぶのはおすすめしません。

安いには安いなりの理由があるのです。

相場からあまりにもかけ離れた金額を案内している石材店には注意しましょう。

また、施工方法についても質問し、災害の際に簡単にお墓がずれたりしないかを確認できるとベストです。

山崎

悪徳業者に引っかからないように、複数の石材店で見積もりをとりましょう。

床石が薄く割れてしまった

一般的な床石の厚さは3cmぐらいです。

床石が薄すぎると、地震などでヒビが入ってしまいます。

ヒビなどが懸念される床石の厚さは3cmに満たないものが多いです。

お墓は先祖代々で継承するケースもあり、永続性が求められます。

そのため、床石は頑丈なものでなくてはいけません。

床石の厚さは、4.5〜6cmぐらいがベストです。

4.5〜6cmぐらいあれば、見た目の重厚感が出ますし、万が一地震でお墓がずれても据え直しが容易に行えます。

見積もりの段階と施工の時点で、床石の厚さは必ず確認しておきましょう。

また、石の劣化にも注意が必要です。

例えば黒御影石という石は、強度には問題ありませんが、見た目が黒から茶に変色してしまうケースがあります。

劣化のスピードは、石の状態やお墓の設置環境に左右されますので、信頼できる石材店からアドバイスをもらえるとベストです。

お墓にコーティング材を塗布して、劣化を遅らせる方法などもあるので、心配な方は石材店に相談してみてください。

基礎工事が不十分でお墓が倒れてしまった

お墓を建てる際は、倒れにくいしっかりとした基礎を作るために、硬い地盤まで掘り起こします。

掘削の深さは30〜50cmほどのケースが多く、北海道など凍結の心配がある地域では50〜80cmほどが一般的です。

地方自治体でルールがある場合は、それに準じた深さになります。

しかし、お墓の場合でも、いわゆる欠陥住宅と同じ「手抜き工事」で、不十分な基礎工事が行われるケースがあるので注意してください。

実はお墓の工事には、法的に定められている基準や資格がないのです。

そのため、自身が墓石を購入する石材店が、信頼できる工事業者に発注してくれるかを見極める必要があります。

一つの基準として、お墓に関する免許や資格の有無を見るといいでしょう。

一例としては下記の通りです。

  • お墓ディレクター
  • 建築石材アドバイザー
  • 石材施工技能士

免許や資格の取得が法律で義務付けられているわけではありませんが、だからこそ、取得している業者には一定の信頼をおけるはずです。

補足:その他の失敗談

こちらでは、その他の失敗談について以下の3つをご紹介させていただきます。

  • 文字
  • 石材のメンテナンス
  • 改葬

お墓の文字を彫る際、彫りが浅すぎると色が取れてしまう可能性があります。

あらかじめ、色が抜けにくい深さでしっかりと彫るように石材店に依頼しましょう。

石材のメンテナンスについては、石材店のアフターサービスが充実しているかをよく確認してください。

業者によっては、人手が足りないなどの理由で、アフターサービスがほとんどないケースもあるので注意が必要です。

改葬に関しては、石材店ではなく家族間での問題です。

改葬とは、今あるお墓を撤去した後に、その土地を墓地管理者へ返却して、新しい場所にお墓を移して供養する行為を指します。

お墓の管理者は原則1人です。

親族によって、気づかない間に家族や兄弟のお墓が改葬されているというケースもありえるので注意しましょう。

失敗しないお墓選びにおける3つのポイント

失敗しないお墓選びにおけるポイント

失敗しないお墓選びにおける3つのポイントは以下のとおりです。

  • 安いには安い理由がある
  • お墓に対して何を重視するか決める
  • 地震に強いお墓にする

順番に解説していきます。

安いには安い理由がある

お墓は多くの方にとって一生の買い物になるはずです。

そんなお墓が極端に安い場合、やはり何かがあると疑うべきでしょう。

墓石を購入してから施工完了までの費用相場は、だいたい200万円ぐらいです。

既にご説明しましたが、お墓の工事に必須の免許・資格はありません。

そのため、ずさんな工事をする業者も一定数います。

価格もお墓選びの大切な要素ですが、「価格が安いから」という理由だけで石材店を決めるのはやめましょう。

一族がずっと入る可能性のあるお墓です。

複数の石材店で見積もりをとり、あまりに価格が安すぎる業者は避けるのをおすすめします。

お墓に対して何を重視するか決める

お墓選びは、選択のポイントがいくつかあります。

一例をあげると以下のとおりです。

  • 立地・墓所
  • 費用
  • デザイン

お墓の立地は大切です。

お墓を建てた場合、年に数回はお墓参りにいくでしょう。

その際、距離が遠いと次第に面倒に感じるようになってしまいます。

できれば車で30分以内の場所がおすすめです。

また、どこにいても故人を偲ぶことができるネット墓を利用するのもおすすめです。

雲のものがたり」というネット墓サービスを利用すると、お墓参りに頻繁に行けない方でも、故人をより身近に感じられます。

墓所選びに関しても忘れてはいけません。

霊園や墓地によっては、指定の石材店が決まっており、自分で石材店を選択できないケースもあります。

その場合、購入できる墓石の選択肢も限られるため、墓石の費用やデザインにこだわりがある人には影響があるでしょう。

お墓選びにおいて重視したいポイントを、自身でよく考えるのが大切です。

あわせて読みたい
自分のお墓はどうする?お墓を持たないことによる4つのリスクを解説 私も自分のお墓をどうするか考えなきゃならない年齢ね。やっぱりお墓って持ったほうがいいのかしら? 近年様々な供養の方法も増えており、自分のお墓を持つべきか悩んで...

地震に強いお墓にする

免震構造のお墓にして、地震などの自然災害に対策するのがおすすめです。

通常より初期費用は多くかかってしまいますが、お墓に被害が出てから修理するほうが高くつきます。

手間と時間もかかってしまうため、あらかじめ免震のお墓を建てるのがいいでしょう。

また、お墓の保険加入も検討してみてください。

お墓の保険に入れば、お墓の破損に対して保険が適用されます。

保険適用の一例としては、例えば台風や暴風雨などが原因で起こった、洪水や土砂災害などがあげられます。

保険の費用やカバーしている範囲については、保険会社の用意するコースにより異なるので、事前にチェックしましょう。

お墓選びに関するよくある質問

お墓選びに関するよくある質問

こちらでは、お墓選びに関するよくある質問を3つピックアップしました。

お墓選びについて考えるときの参考になりますので、事前にチェックしてみてください。

墓石の色は何がおすすめですか

墓石におすすめの色は特になく、ご自身の好きな色を選べば問題ありません。

墓石の色のバリエーションとしては、黒、白、灰、赤、青、緑などがあります。

ただ、日本で一般的に多くの方が選ぶのは、黒、白、灰あたりでしょう。

無難な色がいいという方は、黒、白、灰のモノトーンの中から選んでみてください。

墓石は値切りできますか

基本的に墓石の値切りはできません。

しかし、価格を抑えるための相談は可能です。

価格を抑えられる要素がどこにあるのか、石材店に確認してみてください。

できるだけ費用を抑えつつ、理想のお墓を建てるお手伝いをしてくれる石材店は、優良な店舗である可能性が高いのでおすすめです。

墓石における失敗とは何ですか

耐久性が低い墓石は失敗と言えます。

墓石を選ぶ際に注意すべきは主に下記の2点です。

  • 産地(国産、外国産、採れた地域)
  • 種類(岩石の種類)

墓石選びに関しては、産地や石の種類によってそれぞれ特徴があるので、石材店に確認しましょう。

山崎

建立して年月が過ぎたあとの、墓石の状態も確認できるとベストです。

まとめ

まとめ

今回は、お墓選びの失敗談と、失敗しないお墓選びのポイントについて解説していきました。

お墓選びの失敗談3選は以下の通りです。

  • お墓の据付が悪く購入後すぐにお墓がずれた
  • 床石が薄く割れてしまった
  • 基礎工事が不十分でお墓が倒れてしまった

また、失敗しないお墓選びのポイントは以下の3点です。

  • 安いには安い理由がある
  • お墓に対して何を重視するか決める
  • 地震に強いお墓にする

お墓は購入したら、生涯つきあっていくものです。

可能な限り永続性のあるお墓を購入するために、信頼できる石材店を選びましょう。

山崎石材工業では、無料でお墓についてご相談いただけます。もし、お墓選びに関するお悩みがあればお気軽にご相談ください。

些細なことでもお気軽にお問い合わせくださいませ。

このフォームに入力するには、ブラウザーで JavaScript を有効にしてください。
お名前
送信ボタンをクリックすると、控えメールが自動で送られます。 もし控えメールが届かない場合は、入力されたメールアドレスが間違っているか、「迷惑メールボックス」に入っている可能性がありますので、ご確認ください。

お墓・供養のことなら「山崎石材」に何でもご相談ください。

お墓・供養のことなら「山崎石材」へ
何でもご相談ください。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

監修:山崎 修(やまざき おさむ)のアバター 監修:山崎 修(やまざき おさむ) 墓石デザインプロデューサー

石一筋135年の石材店が次世代に思いを継ぐ墓づくりを提案
創業135年(2023年現在)、北海道を代表する石材店として滝川市で歴史を刻み「お墓は人生の物語」をテーマに墓石デザインプロデューサーとして、大切な人の想いを未来の家族に届けるお墓づくりを目指します。

目次