富良野の山々
望む墓地にある奥様のご実家のお墓を、
札幌市の公園のような美しい滝野霊園に改葬(引っ越し)をさせて頂きました。
62年前に建立したお墓は、今でも斬新なデザインでした。
お父様の弟さんが1級建築士でその方が美しい造園のようなお墓を建立しておりました。
お客様ご本人は、古いお墓は撤去して新しくお墓を建てることをお考えなられておりましたが、
一族から海軍少佐として戦死した慰霊碑もあり、
広島の戦没者慰霊碑をモチーフにしたお墓は、
先の戦争の出来事がお墓のデザインに色濃く残るお墓でもあり、
お客様にとっても、またこの地北海道にとっても、
とても貴重な歴史や想いがカタチに残るお墓でもあることをお客様にお伝えし、
且つ説得して現状のお墓をなるべく活用し既存のお墓のイメージを踏襲するお墓の改葬を心掛けました。
お墓本体は、洗浄や一部加工を施しそのまま移設、煉瓦も耐火耐寒に優れた北海道の地元江別市で焼いた煉瓦を使用しております。
床などは、全体の色調を合わせるために、コンクリートの5倍くらいの強度の材質で左官仕上げをしました。
無事、昨日納骨も終了いたしまして、新しく建てなおすお墓とはまた違った感じでお客様にも喜んで頂けたようで良かったです。