お墓が遠くてなかなかお墓参りにいけないけど、なにかいい方法はないのかしら?遠くまで移動するのも大変だし…
お墓が遠いという悩みは、改葬したり、永代供養に切り替えれば解決できます。
昨今は、故人を供養する方法も増えてきています。
遠方にあるお墓に毎回お墓参りにいく以外にも、取れる選択肢があるのです。
今回は、遠方にあるお墓の先祖供養の悩みを解決する方法について説明していきます。
- 遠いお墓の先祖供養で悩まないための4つの解決策
- 遠方のお墓に関するよくある質問
本記事をご一読いただければ、遠方のお墓の悩みが解決し、ご自身にあった供養方法を選択できるようになるでしょう。
遠方のお墓参りに悩んでいた方は解決策がわかりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
石一筋135年の石材店が次世代に思いを継ぐ墓づくりを提案
創業135年(2023年現在)、北海道を代表する石材店として滝川市で歴史を刻み「お墓は人生の物語」をテーマに墓石デザインプロデューサーとして、大切な人の想いを未来の家族に届けるお墓づくりを目指します。
遠いお墓の先祖供養で悩まないための4つの解決策
遠いお墓の先祖供養で悩まないための4つの解決策は以下のとおりです。
- 単純な距離が問題なら改葬をする
- お墓の場所を変えないなら近くに引越す
- お墓参りが難しいなら永代供養に切り替える
- 故人を身近に感じたいなら分骨する
ひとつずつ説明していきます。
単純な距離が問題なら改葬をする
改葬すれば、お墓が遠いという問題は解消できます。
改葬とは、今あるお墓を撤去した後にその土地を墓地管理者へ返却して、新しい場所にお墓を移して供養する行為を指します。
「お墓を別の場所に移しても問題ないの?」とお墓の移動自体を心配している方もいるかもしれません。
適切な手順さえふめば、お墓の移動自体は全く問題のない行為です。
また、厚生労働省が出している「衛生行政報告例」によると、全国での改葬の件数は年々増加しています。
お墓を移動させる人がどんどん増えてきているのです。
お墓の距離がネックになっている場合は、ぜひ改葬を検討してみてください。
ただ、すでに説明したとおり、改葬には適切な手順がありますので、事前にしっかりと確認しましょう。
お墓の場所を変えないなら近くに引越す
お墓の場所が、ご自身のゆかりの地というケースもあるでしょう。
その場合は、お墓の近くへの引っ越しも検討してみてください。
ただし、以下のような場合は引越しをおすすめできません。
おすすめしないケース | おすすめしない理由 |
---|---|
引越し先の近くに親戚がいない | いざというときに頼れる人がいない |
引越し先が土地勘のない場所 | 新しい場所に慣れるまでに時間がかかり、生活に支障をきたす |
引越し先のお墓の付近に住んでいる人がいない | 孤独を感じやすい |
引越し先に親戚の方がいないと、お墓の跡継ぎ問題になった時にお墓を管理できる方が誰もおらず、無縁仏になってしまう可能性があります。
また、土地勘がない場所やお墓の近くに人がいないような場所では、ご自身の生活に支障をきたすかしれません。
お墓参りに行きやすくなるのはいいですが、ご自身の生活に影響が出てしまっては本末転倒です。
また、引越しには金銭的な余裕も求められます。
引越しをする場合は、メリットとデメリットをしっかりと勘案した上で決定しましょう。
引越しが難しい場合はネット墓がおすすめ
ネット墓とは、インターネット上に設置する仮想的な墓地を指します。
ネット墓のページには、故人の写真や生涯のエピソードが掲載でき、訪問者は祈りを捧げたり、コメントを残せるようになっているのです。
ネット墓を利用すれば、お墓を移動させたり、自分が引っ越さなくても、故人を供養する機会が増やせます。
故人ゆかりの地でお墓の場所は変えたくないが、故人をもっと身近に感じたいという方は、ネット墓の利用も検討しましょう。
山﨑石材工業では、「雲のものがたり」という永久ネット墓のサービスを提供しております。
サイト内では全国の石材店とつながるネットワークを有しており、お墓の管理サービスの依頼も可能です。
お墓が遠くて管理に困っている方は、お墓のメンテナンスや納骨のお手伝いなどを、信頼できる石材店に依頼できるので便利でしょう。
ネット墓は半永久的に使用できて、いつでも故人との想い出を振り返れます。これから利用する人も増えると予想される、新しいお墓の形です。
お墓参りが難しいなら永代供養に切り替える
遺族や子孫に代わり、寺院や霊園が遺骨の管理・供養を行う方法を、永代供養といいます。
下記にあてはまるような方は、永代供養を検討するのもいいでしょう。
- 体力や身体的な理由で、お墓参りに行けない
- 仕事や家庭が忙しく、お墓参りに行く時間がない
- 何年もお墓参りに行っておらず、いつかお墓をきれいにしてあげたいと考えている
永代供養のメリットは大きく下記の2点です。
- 費用を安くおさえられる
- お墓参りが不要になる
永代供養は、墓石を購入しない場合だと、10万円程度から利用できます。
また、供養や管理を寺院などが代行してくれるため、ご自身がお墓参りに行く必要がありません。
お墓が遠いのに悩んでいる方はもちろん、金銭面やお墓参りの時間で悩んでいる方にもおすすめです。
ただし、永代供養ならではの注意点もいくつか存在します。
永代供養を検討している方は、事前にメリットとデメリットをしっかり把握しておきましょう。
故人を身近に感じたいなら分骨する
分骨とは文字どおり、遺骨を複数の場所に分けて供養する方法です。
先祖のお墓がある菩提寺が遠かったり、兄弟で離れた場所に暮らしている場合などに、別々の場所のお墓に納骨します。
お墓に納骨する以外にも、自宅に骨壺や仏壇を用意して供養する、手元供養という方法もあります。
お墓参りにいかなくても、自宅で供養ができるので便利です。
他にも、携帯型の骨壺にお骨を入れたり、遺骨でペンダントやアクセサリーを作る方もいます。
より故人を身近に感じたいという方に、分骨はおすすめです。
分骨や手元供養と、「雲のものがたり」などのネット墓を併用してもらうと、故人の供養の手段が増えるのでなお良いでしょう。
分骨は、火葬場で行う場合と、すでに納骨されているお骨を扱う場合で、それぞれ決まった手順があります。
分骨を希望する場合は、必要な手続きについて、火葬場や納骨先の施設に事前に確認しておきましょう。
遠方のお墓に関するよくある質問
こちらでは、お墓が遠方にある方の、よくある質問についてとりあげました。
遠方のお墓に悩みのある方は参考になる内容ですので、ぜひご覧ください。
田舎のお墓はどうするのがおすすめですか
結論としては、田舎のお墓は改葬するのがおすすめです。
田舎のお墓が遠方にあり、管理料を支払わず放置していると、最悪の場合、強制的に撤去されてしまう可能性があります。
強制的に撤去されると、多くの場合は、合祀墓に遺骨を移動させられてしまうでしょう。
合祀墓に入れられると、他の遺骨と混ざってしまい、遺骨を取りだせなくなってしまいます。
後悔しないように、田舎にあるお墓は放置せず、改葬を検討してみてください。
改葬は、下記のように様々な方法があります。
- 親族墓に改葬して、地元にいる親族に管理継承してもらう
- 背の高いお墓を災害などで壊れづらいお墓にデザインリノベーションする
お墓を移動させるだけが改葬ではありません。
ご自身に合った改葬方法を選択してみてください。
嫁いだ娘の実家のお墓はどうすればよいですか
嫁いだ娘の実家のお墓は、以下3つの方法で管理するのがおすすめです。
- 両家墓を作る
- 親戚にお墓を承継してもらう
- 永代供養に切り替える
両家墓とは、夫婦両家のお墓を一つにまとめたものです。
一つの区画に両家のお墓をそれぞれ建てるか、一つのお墓に両家の家名を彫るかのどちらかを選びます。
近くに親戚がいる場合は、親戚の方にお墓を管理してもらうのもいいでしょう。
両家墓も親戚に管理してもらうのも難しい場合は、永代供養に切り替えて、お墓が放置されないように気をつけてください。
どうしてもお墓参りに行けないときはどうしたらよいですか
どうしてもお墓参りに行けない場合は、以下3つの方法を検討してみてください。
- 近くの親戚や友人にお願いする
- お墓参りの代行サービスを使う
- 自宅でできる供養をする
親戚や友人にお墓参りに行ってもらう場合は、お墓参りにいけない事情と感謝をしっかりと伝えましょう。
お墓参りの代行サービスは、合掌礼拝やお墓の掃除、お供え物やお花の交換などに対応してくれます。
料金相場はだいたい1万円〜2万円程度です。
また、自宅でできる供養をするのもいいでしょう。
自宅の仏壇にお供え物をして手を合わせるか、仏壇がなければお墓のある方向を向いて手を合わせます。
故人を供養したいという気持ちが大切です。
ご自身の可能な方法で、お墓参りに行けない場合の対処をしてみてください。
まとめ
今回は、遠方にあるお墓の先祖供養の悩みを解決する方法について説明しました。
解決方法は4つあり、以下のとおりです。
- 単純な距離が問題なら改葬をする
- お墓の場所を変えないなら近くに引越す
- お墓参りが難しいなら永代供養に切り替える
- 故人を身近に感じたいなら分骨する
故人を供養する方法は様々です。
遠方のお墓にいつまでも悩まないように、ご自身のライフスタイルに合った供養方法を選択してみてください。
山崎石材工業では、無料にてお墓のことをご相談いただけます。もし、遠いお墓の供養に関するお悩みがあればお気軽にご相談ください。