まるで鏡のようにとっても美しい黒御影石
この石を墓石に使用する地域は
日本国内でも意外に地域が限定されているようです。
日本では東北地方や長野方面などで使われるようです。
北海道では、先住民族のアイヌの方々以外は、
先祖が内地から(本州方面)来ている方々が大多数ですので、
内地の出所によっては、黒御影石をお墓に
使用する方々や、まったく好みで黒御影石を使用する
お客様もおります。
今回は、黒御影石のことについて少し書かせて頂きます。
黒御影石の原石
一般の人が見ると黒く見えないのでわからないかもしれません。
石目・色合わせ
同じ産地の同じ銘柄の石でも(黒御影石も多数種類があります)
石目や色が微妙に違うので、原石の一部をとって磨き
色合わせの作業が欠かせません。
石加工中
石磨き中(手作業)
8工程の丁寧な磨き作業を経て、黒御影石本来の艶がのります。
できた上蓮華(お墓の一部分)
黒御影石にもグレード別に多数種類があります。
自然の石なので、品質の比較的良い黒御影石ではありますが、
建立後の経年変化には違いがあります。
お客様が黒御影石を選ぶポイントは、
1.サンプルの石だけで判断しないこと。
2.同じ石種の建立後5年以上の状態を確認すること。
3.老舗の石やさん(長年石の変化を見ているから)で、
かつ信頼のおける地域の石やさんにまずお尋ねすること。
高価格高品質ということは必ずしも言えないのが
石材ですが、黒御影石に関しては
やはり良い石質の石は、比較的高価格帯が多いようです。