沖縄の石垣島から船で10分の八重山地方の
うつぐみの島ともいわれる竹富島に行ってきました。
うつぐみとは、「協調の精神で伝統文化を守り抜く」
という意味だそうです。
村に入ると、サンゴの石灰岩で積まれた石垣と、
美しい色とりどりのブーゲンビリアが目に入ってきます。
今は観光業が主の島のようですが、
人から人へ先祖代々、この島の村存続のために
世代をつなぐ神事であるお祭りが、年間22回あるそうです。
子供たちにも役割があるようで、
そのことで、子供たちの島に対する想い出が植えつけられ
大人になってもまた島の(村の)継承者となってもらうため
でもあるようです。
小・中学校あわせて30数人の子供たちは、
学校ばかりではなく、村を上げての教育のしくみに
なっているようです。
とかく、小さな学校は競争意識も低くなり、
教育レベルが下がるのでは、と親は思ってしまいがちな
ようですが、この学校は、
しているようです。本当にすごいことだと思います。
お墓は沖縄の本土と同じように、
人々の生活圏にあったり、見晴らしなど立地がとてもきれいな
場所にお墓があり、一度お墓に納骨したお骨を
数年後にお骨を親族で洗い、また納骨するというほど、
先祖への供養を、今も大切にしているようです。
それにしても、竹富島を始め、八重山地方の
学校は、どこもお花がきれいで子供たちへの教育が
学校での決められたカリキュラム以外の
地域性を生かした実践勉強があり、
とても大切にされているなあと感じました。
沖縄の人達の多くが、東京など都会に出ても
また沖縄に帰りたいという人が、多いように感じるのも、
地域でのこのような活動が身を結んでいるように感じます。
生と死をしっかりと見据えた生き方がとても勉強になりました。