北海道から狛犬の本が出ました。
遠くはオリエントにその祖をみることができる獅子の形が、
シルクロードの東の端日本まで伝わり、北海道にやって来たのは、
百数十年前のこと。本道の狛犬には、江戸時代の場所請負制や明治時代
後期頃までの北前船が関わり、移住や開拓の軌跡が反映され、
炭鉱をはじめとした産業の諸相が刻まれ、
あるいは製作者たる石工職人たちが偲ばれるなど、
実に多くの事象が含まれている。
と上記のように本の帯に書いてあります。
この本を書いた探究心旺盛な、丸岡さんの長年の克明な取材と
歴史的背景や、狛犬に関わる石工たちの心の内までも
推測しながら、執筆したこの本は今の時代にとても重要な本だと思います。
当社、山崎石材の先祖たちのことを、かなり書いていただいていて
あの世で、じいさんたちも喜んでいるでしょう。ひょっとしたら
あの世では、「若者」かもしれないですかね。